昭和14年頃、川村実平 日本大学教授の指導でひば油の蒸留抽出試験を行う。
昭和15、16年頃、ヒバ廃材から光学レンズ用の油浸オイル・レンズ接合用バルサムの生産を行い、
廃蒸気を冷却してひば油の採取を行い小川香料へ納入した。戦災により抽出設備を失ったが昭和22年頃、
小川香料と大湊木材の提携によりヒバ採油を再開した。(生産5トン)
昭和30年8月、下北半島大畑町に生産10トンの採油工場を新設。
(小川香料に販売)
昭和31年、ヒバ化学工業 宮社長、桂重雄博士、高砂香料工業の指導により、青森市沖館の青森工場内に生産10トンの原油採取工場を新設。
(高砂香料へ販売)
昭和31年2月、小川香料、林業試験場の指導により、東津軽郡三厩村増川に月産1トンのヒバ製油工場を新設。
小川香料、高砂香料工業に納入。
昭和31年7月 ひば油市況悪化のため小川香料納入停止
昭和32年1月 小川香料納入再開
昭和32年3月 品質問題で小川香料納入停止
昭和63年 青森県工業試験場では青森ひばの有効活用を図るため「ひば油開発研究プロジェクトチーム」を
結成し、岡部敏弘研究員をリーダーに、これまでの暗赤色のひば油とは異なる清澄な色調のひば油の抽出装置の開発、
ひば油の形状での用途開発に取り組み、一定の効果を上げた。
折りしも、天然物質志向ブームになかで急激にひば油の需要が高まり、
平成に入り生産量が20トンを越え、新たな用途として浴用剤、りんご腐乱病防除、防腐・防蟻剤、
みつばち病防除、MRSA対策剤、アトピー性皮膚炎沈静等に関心がもたれている。
青森ひば油 杉山木材株式会社
木村産業有限会社 高根製材株式会社
工藤林業株式会社 株式会社成田林業土木
駒井木材株式会社 株式会社北秋 増川製油工場 。
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